浄土真宗の中興の祖、本願寺八世蓮如が布教の手段の一つとして阿弥陀如来の南无阿弥陀仏を記して本尊とし、信者に授けたところから始まっていると言われます。
中興の祖からもらったこのご本尊を、信者はきれいに表装し、掛け軸として人目の多い道場などに奉って礼拝するようにと勧められたわけです。
江戸時代になると、それまで道場と言われていた信者の集合場所は本山より寺号をもらって寺院となりますが、この寺院には木造の阿弥陀仏如来立像を本尊として奉るようになり、阿弥陀如来の名号や絵像は家庭用の本尊として広まってゆきました。
このいわば一般家庭用のご本尊補を納めて奉っておくための祭壇が必要となり、これが金仏壇の原型となっています。
他の仏壇と違い、先祖の位牌を安置するための仏壇ではなく、宗派の本尊のいわばレプリカですから、その仕様も本山の寺院に見立てたデザインとなっているわけです。
仏壇をきらびやかな金で覆っているのは単にゴージャスさをアピールするためのものではなく、阿弥陀如来の浄土の壮麗さの象徴とするという教義に基づいているものだと言われます。
仏壇のまめ知識は、仏壇について解説しています。
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